お湯が出ないときはどこに電話したらいい?

お湯が出ない電話

自宅の風呂でお湯が出なくなると慌ててしまいますよね。しかし、冷静にお湯が出ない原因を探り、その対処をして、業者やメーカー、賃貸の管理会社などに連絡をすることが大切です。

では実際、お湯が出なくなったときにどこに電話すればよいのでしょうか。そこで、お湯が出ないときに電話すべきところや事前の確認事項、疑問まとめについて紹介します。

目次

お湯が出ない!どこに電話したらいい?

まずは居住形態などによって異なるお湯が出ないときの電話先について、賃貸と持ち家の2つのケースを紹介します。

賃貸の場合は管理会社か大家さんにまず連絡を!

賃貸住宅でお湯が出ないことに気づいて給湯器の故障を疑う場合、まずは管理会社か大家に連絡します。

もともとガス給湯器は備え付けということもあり、個人の持ち物ではなく、不動産物件を管理する管理者や大家の所有物です。

それが故障した場合には、管理者の費用負担で交換を手配することになります。故意に破損させた場合は損害賠償を請求されますが、そうでなければ費用請求もないでしょう。どのみち、故障してすぐの交換は、管理会社や大家に連絡して対処してもらうのが基本です。

持ち家の場合はメーカーor専門業者へ連絡する

一方で持ち家でお湯が出ない場合、メーカーか専門業者に連絡します。メーカーと一概にいってもさまざまな会社があります。

まず、地域にそれぞれ点在する「ガス会社」です。例えば、東京なら「東京ガス」、関西なら「大阪ガス」などが有名です。

加えて、パロマリンナイといった給湯器メーカーです。給湯器本体は必ずどこかのメーカーが製造しており、国内には大手給湯器メーカーのいずれかである可能性が高いでしょう。

そして、施工や修理を中心に事業を展開するガス給湯器の販売・交換業者です。以上のいずれかに連絡を取り、修理や交換を依頼するというのがスタンダードな方法です。

(関連記事:どこに頼む?ガス給湯器交換業者口コミ評判ランキング!

電話する前に確認したいこと

お湯が出ない場合は、修理や交換をメーカーや業者に連絡する前に確認したいことがあります。以下の3つの項目を事前に把握したうえで電話連絡すると修理や交換の相談がスムーズに進みます。

水は出るか

給湯器で最初に確認したいのが、「水が出るか」という点です。水が出る場合は給湯システムに問題が発生しており、ガスや電気系統のトラブルの可能性から本体トラブルまで可能性が広がります。

水が出ない場合は、給水システムや機器にトラブルが生じているので、ある程度まで原因を絞ることができるようになります。

ガスはつくか

水が出たとして、次にガスがつくかもチェックしておきましょう。ガスはガス給湯器に欠かせない燃料であり、ガスがつかないければ給湯システムも稼働しません。ガスがつかないからお湯が出ない、というシンプルな問題として捉えることができるのです。

エラーの表示はないか

水が出て、ガスもつくのにお湯が出ないときは、リモコンにエラーコードが表示されていないかを確認します。

エラーが発生しているということは、給湯器のシステムに何かしらエラーが出力されるような問題が発生していることを意味します。

リモコン電源を落として再起動してエラーコードが続く場合には、本体に何らかの見逃せないトラブルが起きている可能性が高まります。もちろん、これらの順番に大きな意味はなく、エラーを最初に確認しても良いでしょう。

お湯が出ないときの疑問まとめ

多くの人は、お湯が出ないという突然のトラブルに対して困惑するか、余裕がなくなって何をすべきかわからなくなってしまうものです。

中でも、お湯が出なくなったときの「お風呂をどうするのか」や「修理費用は保証されるか」などは直近の問題といえるでしょう。そこで、この2つの疑問について簡単にまとめます。

お風呂はどうするの?

給湯器に頼り切った入浴をしている家庭では、お湯が出ないときにお風呂に困ってしまうでしょう。一応の対策としては、当日スタッフ派遣できるガス会社や業者に電話して、一時的なレンタル給湯器の仮設により凌ぐというものです。ただし、月額1万円程度の費用がかかることを前提としています。

また、当日中に修理・交換対応できない業者も多く、風呂に入れるようになるのが翌日以降になることも多いでしょう。

これを工事日までレンタルで使用するのが一般的です。それ以外には、銭湯やシャワーのある施設を使います。このように、レンタル以外では自宅では風呂に入れない状況が生じます。

もちろん、小型の電気湯沸かし器なども販売されているため、いざというときのために購入している人はそれを代替にしてお湯を沸かすこともできますが、沸かすのに時間がかかるなどして問題も多く、レンタル給湯器以上の対処法は少ないのです。

修理代や銭湯代などは保証されるの?

給湯器の修理はメーカーの保証期間内や有償保証に入っていると修理代が無料となります。しかし、期間が過ぎている場合や保証がもうない場合、修理代が発生します。

もちろん、給湯器の故障が修理でなんとかなる場合の話で、もし本体の交換が必要な場合には、購入費用と工事費用を合わせた額が必要となります。

また、お風呂に入れない場合の「銭湯代」はどこからも保証されません。稀にアパートなどの住人が銭湯台を大家や管理会社に請求するケースがありますが、保証内容は入居状況などで変わり、(費用請求の裁判をする以外で)積極的に保証される制度が整っているわけではありません。

このように、本来の給湯器が使えるようになることが一番のため、給湯器からお湯が出なくなった場合は、速やかに業者を呼んで交換や修理をしてもらいましょう。

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